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  1. 大学紀要
  2. キリスト教と文化研究所
  3. 人文科学研究
  4. 第49号(2017.12)

18世紀における「生命科学」と音楽の関わり──アルモニカの流行と凋落、B. フランクリンとF. A. メスメルをめぐって──

https://doi.org/10.34577/00004267
https://doi.org/10.34577/00004267
df8ea0b9-607b-4ac4-ac03-2f1a1202ba23
名前 / ファイル ライセンス アクション
10田村.pdf 18世紀における「生命科学」と音楽の関わり──アルモニカの流行と凋落、B. フランクリンとF. A. メスメルをめぐって── (2.1 MB)
license.icon
Item type 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1)
公開日 2018-03-28
タイトル
タイトル 18世紀における「生命科学」と音楽の関わり──アルモニカの流行と凋落、B. フランクリンとF. A. メスメルをめぐって──
言語 ja
タイトル
タイトル The Relationship between “Life Science” and Music in the 18th Century: On the Fashion and Decline of the Armonica, B. Franklin and F. A. Mesmer
言語 en
資源タイプ
資源タイプ識別子 http://purl.org/coar/resource_type/c_6501
資源タイプ departmental bulletin paper
ID登録
ID登録 10.34577/00004267
ID登録タイプ JaLC
アクセス権
アクセス権 open access
アクセス権URI http://purl.org/coar/access_right/c_abf2
著者 田村, 治美

× 田村, 治美

WEKO 6315

ja 田村, 治美

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抄録
内容記述タイプ Abstract
内容記述 18世紀において、「科学」をめぐる諸状況は変化し、宇宙や自然現象、そして身体に対する眼差しが大きく変わってきた。それと共に健康や疾病の観念も変化し、音楽と身体の関わりもまた変化してきた。
 これまで自然科学と音楽の関わりについては、主に、音響学理論が直接反映している調律法や和声理論について研究が積み重ねられてきた。近年では生理学や医学、精神医学、電磁気学などもまた音楽観や音楽現象に影響していることが指摘されている。
 本稿では、18世紀後半に人々を魅了し大流行したにもかかわらず、健康をそこね死に至らしめるとまで噂されて音楽界から姿を消し、今もなお不思議な伝説の謎から解き放たれていない楽器「アルモニカ」について論述した。
 アルモニカは、大きさの異なる複数のガラスの椀の縁をこすって音を発生させ、音楽を奏でる楽器である。この楽器の特異な点の一つは、18世紀、「科学」の転換期に、近代科学に重要な成果を残した二人の人物が、パリの社交界を舞台にそれぞれ独自の科学理論を掲げてその楽器に関わったことである。一人はアルモニカの発明者であり、雷の正体が電気であることを証明したベンジャミン・フランクリン、もう一人は近代力動精神医学の祖とされ、治療プロセスでアルモニカを用いたフランツ・アントン・メスメルである。ところが、二人はメスメルの理論体系をめぐって科学的対立軸に位置することとなり、メスメルの失脚によってアルモニカもその運命を共有することになった。
 これらのいきさつについて、本稿では18世紀の神経学や電気の理論の進歩による生命観のパラダイムシフトを主軸に、音楽の心身への影響、フランクリンの電気理論、メスメルの動物磁気理論との関わりを調査し、それらがアルモニカの興亡にどのように影響したのかを分析した。その結果、アルモニカの流行と不名誉な噂の中での凋落が、18世紀の「生命科学」と音楽観との関係の中でうまれた必然的な帰結であることが指摘された。
 18世紀以降、科学と音楽は専門分化の道をたどってきたが、共に自然や人間を対象にし、時代思想や社会の産物として照応関係にあると思われる。アルモニカの運命は、音楽が、生命をめぐる諸科学、すなわち医学、生理学、心理学、そして電気・磁気学とも深い相互関係をもっていることを教えてくれる。
言語 ja
書誌情報 ja : 人文科学研究 : キリスト教と文化

号 49, p. 77-121, 発行日 2017-12-15
出版者
出版者 国際基督教大学
言語 ja
ISSN
収録物識別子タイプ ISSN
収録物識別子 00733938
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