WEKO3
アイテム
性とセクシュアリティ表象について: 母への鎮魂
https://doi.org/10.34577/00001841
https://doi.org/10.34577/00001841fb3b7e58-0f2f-4f95-ad56-db9c85170e8f
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
---|---|---|
![]() |
Item type | 紀要論文(ELS) / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
公開日 | 2005-01-01 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 性とセクシュアリティ表象について: 母への鎮魂 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | Representing Sex and Sexuality : Requiem for Mother | |||||
言語 | en | |||||
言語 | ||||||
言語 | eng | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
ID登録 | ||||||
ID登録 | 10.34577/00001841 | |||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||
ページ属性 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | P(論文) | |||||
著者名(日) |
イ, ヒャンジン
× イ, ヒャンジン |
|||||
抄録(日) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 本論は日本と韓国映画を文化交差的に分析し、ジェンダー表象の特徴の共通点と差異を見出そうとするものである。日韓映画の比較は、その緊密な歴史的関係ゆえに非常に意味深い。特に、儒教的な文化伝統、外圧による急速な西洋化、国家主導の近代化などの共通点が、これらの映画言説がおかれるコンテクストを共に構成している。本論が扱う四本の映画は、伝統的な共同体中心の人間関係と、「西洋的」な理想とのはざまで、矛盾を抱え、おかしな行動に走る普通の人々を描いたナンセンスコメディー、伊丹十三の『お葬式』(1984 年)と『タンポポ』(1986 年)、パク・チョルスの『Farewell, My Darling』と『301,302』である。この四作品に見える日韓社会のアイデンティティーの危機について扱いながら、これらの映画で男性の視点から表象される、女性のセクシュアリティと役割の対立に焦点を当てる。日韓の映画の伝統に展開される家族ドラマを、クリエイティブに実験的に表現した伊丹とパクは、共に食べ物を象徴的に用い、また男女間の空間的分断を強調する。描かれる女性像の多様性は、家父長制が伝統と近代社会の理想の間に揺れ動き、求めるものも相互矛盾を引き起こしていることを示している。特に食物とセクシュアリティ規範を組み合わせたモチーフは、ポストコロニアル時代の人々の経験の特異性と、変化に対応しようともがく姿を表現するために用いられている。 | |||||
書誌情報 |
Gender and Sexuality : Journal of the Center for Gender Studies, ICU 号 1, p. 7-28, 発行日 2006-03-31 |