Permalink : http://doi.org/10.34577/00005301
オーストラリアのメディアにおけるセリーナ・ウィリアムズへの 人種差別と性差別:セレブリティ・フェミニズムと黒人女性の関係性を異文化間の文脈から理解するために
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File / Name | License |
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Racism and Sexism against Serena Williams in Australian Media: Understanding Celebrity Feminism and Black Women in Cross-Cultural Contexts |
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JaLC DOI | info:doi/10.34577/00005301 |
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アイテムタイプ | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper |
言語 | 英語 |
キーワード |
ジェンダー、人種、セレブリティ、テニス、セリーナ・ウィリアムズ |
著者 |
SUGANUMA Katsuhiko
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著者別名 |
菅沼 勝彦
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抄録 |
2018年全米オープンテニス選手権の決勝に出場したセリーナ・ウィリアムズ
はコート上での自身による言動が不適切とみなされ多くの議論を呼んだ。一部 オーストラリアのメディアによる関連報道は同国における人種差別問題を浮き彫 りにした形となった。本稿は、人種とは無関係として展開されたセリーナに対す る当時の批判言説を、オーストラリアにおける歴史的文脈と現状の双方を鑑みな がら分析する。ジェンダーと人種の交差性に注目し、プロテニス界とそれに関す るトランス・ナショナルなメディア空間において、尚も黒人女性であるセリー ナの身体が監視と性的な他者化の対象とされることを論じる。また、セレブリ ティ・フェミニズムの視座を異文化間の文脈に応用することで、セリーナに関す る言説分析がオーストラリアにおいて現在も続く黒人女性に対する偏見と差別の 諸問題に交差しながら可能となる様についても論じる。 |
雑誌名 | Gender and Sexuality |
号 | 18 |
ページ | 77 - 98 |
発行年 | 2023-03-31 |
出版者 |
国際基督教大学ジェンダー研究センター
Center for Gender Studies, International Chrisitian University |
ISSN |
1880-4767
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