@article{oai:icu.repo.nii.ac.jp:00005524, author = {Suganuma, Katsuhiko}, issue = {18}, journal = {ジェンダー&セクシュアリティ}, month = {Mar}, note = {2018年全米オープンテニス選手権の決勝に出場したセリーナ・ウィリアムズはコート上での自身による言動が不適切とみなされ多くの議論を呼んだ。一部オーストラリアのメディアによる関連報道は同国における人種差別問題を浮き彫りにした形となった。本稿は、人種とは無関係として展開されたセリーナに対する当時の批判言説を、オーストラリアにおける歴史的文脈と現状の双方を鑑みながら分析する。ジェンダーと人種の交差性に注目し、プロテニス界とそれに関するトランス・ナショナルなメディア空間において、尚も黒人女性であるセリーナの身体が監視と性的な他者化の対象とされることを論じる。また、セレブリティ・フェミニズムの視座を異文化間の文脈に応用することで、セリーナに関する言説分析がオーストラリアにおいて現在も続く黒人女性に対する偏見と差別の諸問題に交差しながら可能となる様についても論じる。}, pages = {77--98}, title = {オーストラリアのメディアにおけるセリーナ・ウィリアムズへの 人種差別と性差別 : セレブリティ・フェミニズムと黒人女性の関係性を異文化間の文脈から理解するために}, year = {2023} }