@article{oai:icu.repo.nii.ac.jp:00000567, author = {布留, 武郎}, journal = {国際基督教大学学報. I-A, 教育研究, Educational Studies}, month = {Feb}, note = {P(論文), 1.児童は何故テレビを見るかについて,動因を頂点とする社会学的変数のハイラーキーを想定した。2.Rileys (1951)の研究は,かかる動因として空想志向と社会化された動因が存在し,それらは集団所属,準拠集団,両親との緊張関係等によって規定されることを示唆した。3.Schramm et al.(1961)は,欲求不満-攻撃仮説のもとに空想志向のメカニズムを追求し,その作用因として対人葛藤,社会規範が存在し,さらにそれらは,成熟,知能,所属する社会階層等によって規定されることをあきらかにした。Maccoby (1954)の研究もまた空想志向と欲求不満状態,社会階層とに連関のあることを示している。4.しかし児童の空想志向をただちに現実の問題からの逃避と考えるならば,異論がある。空想志向には積極的機能と消極的機能があり,年少児にとって空想活動は想像力を刺激し,代理的役割演技によって社会化を促進する作用因であるように思われる。それを証明する直接のデータはないが,間接的データととして,Schramm et al.,Himmelweit et al.,静岡市における調査資料の中からいくつかを引用した。5.家族集団と仲間集団は児童の選択視聴を規定する重要な変数であることは,わが国における調査においても,だいたいたしかめられた。また児童の視聴行動とくに視聴量を規定する重要な外的変数として,居住条件と両親の視聴統制とが考えられる。}, pages = {41--68}, title = {児童は何故テレビを見るか : メディア行動を予測する変数について}, volume = {12}, year = {1967} }