@article{oai:icu.repo.nii.ac.jp:00000004, author = {Aycock, Brian Johnson}, issue = {43}, journal = {人文科学研究 : キリスト教と文化}, month = {Mar}, note = {ボイルが現実に手元において使った書物を明らかにするため、第1に私 自身が『ボイル著作集』『ボイル書簡集』の全体にわたる引用分析を行 い、第2 にブルガリア人科学史家アヴラモフ並びにロンドン大学歴史学教 授マイケル・ハンターとの共同研究により王立協会ボイル草稿の全体をも 分析対象として解析を行った。こうした分析結果と初期近代における読書 習慣の研究成果に基づき、ボイルの化学的原子論は、ゼンネルトの『自然 学覚え書き』(Hypomnemata Physica, 1636)における質的原子論から出発 し、ガッサンディの厳密な原子論へと展開したことを論じた。さらに、 「ミニマ・ナチュラリア」の伝統にたつゼンネルトの質的原子論において も、「分子」を導入したガッサンディの原子論においても、化学的現象の 説明のための化学的粒子の想定が基本にあることを指摘した。}, pages = {27--49}, title = {初期近代における読書と思想: ロバート・ボイルの化学的原子論の場合}, year = {2012} }