@article{oai:icu.repo.nii.ac.jp:00002720, author = {海蔵寺, 大成 and 張, 喬森}, issue = {35}, journal = {国際基督教大学学報. II-B, 社会科学ジャーナル, The Journal of Social Science}, month = {Jan}, note = {P(論文), 国内総生産を始めとする多くの経済時系列データ(ただし,タイムトレン ドや季節変動を除去した系列)はランダムに近い不規則な動きをしているこ とが,多くの実証研究によって確かめられている。 本稿の目的はこのような不規則変動が何故発生するのかを標準的なマクロ 経済モデルであるIS-LMModelを用いて理論的に調べ,その不規則変動を政 策的に安定化する方法を提案することである。 消費関数,投資関数,および貨幣需要関数が通常の仮定を満たすとき,周 知のように右下がりのお曲線と右上がりのLM曲線が得られる。我々はこの 様な自然な経済状況においても,不規則な経済変動(カオス):が発生し得る ことを示す。特筆すべき点は,このような不規則変動は経済システムの内生 的な力によって創り出されるのであって,多くの経済学者がしばしば論じる 外生的なランダムショックに起因するものではないことである。次に,中央 銀行による裁量的金融政策を取り上げ,金融政策によってこのような不規則 変動を安定化する方法を示すとともに,コンピューターシュミレーションに よってその有効性を確かめる。結果として金融政策による経済変動の安定化 は国内総生産を引き上げることがわかる。最後に,この安定化政策(金融政 策)は,経済モデルに外生的ランダムショックを付加した場合にも有効であ ることが示される。}, pages = {41--56}, title = {Chaotic Business Cycles and the Stabilization Policy in a Dynamic Macroeconomic Model}, year = {1997} }