@article{oai:icu.repo.nii.ac.jp:00002199, author = {坪根, 由香里}, issue = {12}, journal = {ICU 日本語教育研究センター紀要, The Research Center for Japanese Language Education Annual Bulletin}, month = {Mar}, note = {P(論文), 形式名詞の「もの」「こと」は,日本語の文を生成する際,非常に多く使用されるが,その使用法は多岐にわたり,習得することは容易であるとは言えない。本稿では英語話者のOPI(oral proficiency interview)データを用い,形式名詞「もの」「こと」の各用法について自然発話での使用状況を調査し,その習得について考察し,習得順序を探った。その上で,坪根(2002)の韓国語話者の結果とも比較を行った。調査の結果,「もの」は中級以降,使用数,種類がほぼコンスタントに増えていった。一方,「こと」は中級,上級では伸びが見られたが,上級から超級の間には大きな伸びは見られなかった。また,各用法の正用者数の伸びから,中級は形式名詞,名詞化の用法といった構文的に必要な機能が習得される段階,上級・超級は対象を直接指し示さない用法や,特別なニュアンスを示す用法が徐々に習得されていく段階であると言える。各レベルの正用者の割合を基に本稿で提案した習得順序は,(1)もの形式名詞,こと形式名詞→(2)たことがある→(3)Nのこと→(4)ということ一般化,ということ内容,であった。韓国語話者との比較では,韓国語話者の方が早い段階で「もの」「こと」を使用し始め,英語話者の方は若干遅れて使用が大きく広がるが,その後の伸びは韓国語話者の方が大きいということが推察された。また,習得順序についても若干の違いが見られた。}, pages = {15--28}, title = {OPIにおける英語話者の「もの」「こと」の使用と習得}, year = {2003} }