@article{oai:icu.repo.nii.ac.jp:00001289, author = {森島, 泰則 and 佐藤, 彩華}, issue = {50}, journal = {国際基督教大学学報. I-A, 教育研究, Educational Studies}, month = {Mar}, note = {P(論文), 読解過程において指示的一貫性を得ることはテキスト理解において必要不可欠な手続きである.読み手は照応形(anaphora)に行き当たった場合,テキスト上の情報及び読み手自身の既有知識を用い,可能な先行詞(antecedent)の候補と適合させる.これらの候補は幾つかの制約を満たさなければならず,そのために必要とされる処理は些末ではない.これから解るように,これらの処理過程は決して容易なものではなく,第二言語(L2)においてはその難易度は第一言語(L1)以上に増すと考えられる.Just& Carpenterが提唱するCapacity Hypothesis (1992)によると我々には限られた認知資源しか備わっていないために低い水準の処理過程と高水準の処理過程との間にトレードオフが起きる.これを前提として,本論文ではL2における照応解析の研究課題を提案すると同時にL2のコンテキストにおいて同一指示的でない橋渡し指示表現(bridging description)の解析が直接照応形(direct anaphora)に比べ,より認知資源を要するという主張を議論する.}, pages = {211--219}, title = {第二言語の文章理解過程 : 照応関係処理に関する課題の考察}, year = {2008} }