@article{oai:icu.repo.nii.ac.jp:00001272, author = {川津, 茂生}, issue = {50}, journal = {国際基督教大学学報. I-A, 教育研究, Educational Studies}, month = {Mar}, note = {P(論文), 人間存在には人称的構造がある.人称的構造の理解は,スタンスとしての人称という考え方を取り入れることで深まる.はじめ,人間存在の表面は,一人称と二人称の混淆だ.しかし,向かい合う両者が,スタンスとしての人称として,先駆的二人称となれば,エゴイズムとしての「おもて」の一人称は消去され,純粋な愛となる.その際,直接的な一人称はなくなるが,相手の愛の恵みを受け止める「座」として,深いところに間接的一人称が生まれる.両者に新しい自我としての間接的一人称が生まれることにより,一人称-三人称関係の生成も促される.一個の人間存在は,その中に一人称,二人称,三人称を同時に含む球面構造をなしている.愛に始まる人称的構造は,新たな苦悩も生むが,その苦悩はまた癒される.社会は癒しと苦悩の循環の繰り返しとして成立する.}, pages = {21--28}, title = {人称的構造の素描}, year = {2008} }