@article{oai:icu.repo.nii.ac.jp:00001123, author = {大島, 希巳江}, issue = {45}, journal = {国際基督教大学学報. I-A, 教育研究, Educational Studies}, month = {Mar}, note = {P(論文), 「日本語を汚している」,「濫用しすぎである」,といった外来語に対する批判的解釈は,過去も現在もポピュラーなものである.しかし,過去50年以上にも渡って批判されつづけている外来語は消滅するどころか,増加している.これは日本語における外来語の創作,使用が社会現象であり,日本語にとって必要な変化のプロセスであることを示している.また,外来語にまつわる批判の中でも,「英語教育に悪影響を与えている」という議論がある.本論は,この英語教育における外来語に焦点をあてている.英語教育における外来語の影響とは,1)正しい英語の発音が覚えられない,2)英語との意味の違いからの混乱,3)不正確な文法の使用,4)言語の記号化,などが挙げられている.しかし,現在外来語については英語の授業でも日本語の授業でもほとんど取り上げられていない.外来語を英語教育から外していることの方が,悪影響が大きいのではないだろうか.学習者が日本語のボキャブラリーとして持っている外来語を,英語教育に利用するという考えも数人の研究者が過去に提案している.この方法が有効である可能性を,第二言語習得の見地から考察してみた.外来語を社会環境からのインプットであると考えれば,英語教育で正しいインテイクのプロセスを提供することによって,英語というアウトプットが期待できる.}, pages = {151--158}, title = {外来語研究の一考察 : 英語教育との関わり}, year = {2003} }