@article{oai:icu.repo.nii.ac.jp:00001120, author = {クェイ, スザンヌ}, issue = {45}, journal = {国際基督教大学学報. I-A, 教育研究, Educational Studies}, month = {Mar}, note = {P(論文), ドイツ語話者である父親と英語話者である母親との間に生まれたある幼児は,そのどちらの言語でもなく,生後11ヶ月から1歳10ヶ月まで預けられていた託児所で接した日本語をもっとも得意とするようになった.これは託児所でのコミュニケーションが,子供の言語発達に重要な役割をになっていることを示唆している.この幼児は生後1歳10ヶ月の時にドイツに移住し,結果として2つの国での託児所生活を経験することとなった.この論文は,この幼児の言語学習に影響を与えた託児所生活の特徴を,1歳10ヶ月(日本)と3歳頃(ドイツ)の両段階で検討したものである.先行研究にもある通り,託児所という環境では(特にこの幼児が年長組に入ったドイツの託児所では),会話のやり取りをする機会は比較的限られている.言語発達にとって,言葉のやり取りはその量よりも質が大切であることが言われてきているが,この「質」の基準を満たすような託児所の環境こそ,多言語の育成を促す効果的な方法なのである.}, pages = {117--126}, title = {託児所における言語習得}, year = {2003} }