Permalink : http://doi.org/10.34577/00000003
初期近代における読書と思想: ロバート・ボイルの化学的原子論の場合
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初期近代における読書と思想: ロバート・ボイルの化学的原子論の場合 |
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JaLC DOI | info:doi/10.34577/00000003 |
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アイテムタイプ | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper |
言語 | 日本語 |
著者 |
吉本 秀之
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著者別名 |
Yoshimoto Hideyuki
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抄録 |
ボイルが現実に手元において使った書物を明らかにするため、第1に私
自身が『ボイル著作集』『ボイル書簡集』の全体にわたる引用分析を行 い、第2 にブルガリア人科学史家アヴラモフ並びにロンドン大学歴史学教 授マイケル・ハンターとの共同研究により王立協会ボイル草稿の全体をも 分析対象として解析を行った。こうした分析結果と初期近代における読書 習慣の研究成果に基づき、ボイルの化学的原子論は、ゼンネルトの『自然 学覚え書き』(Hypomnemata Physica, 1636)における質的原子論から出発 し、ガッサンディの厳密な原子論へと展開したことを論じた。さらに、 「ミニマ・ナチュラリア」の伝統にたつゼンネルトの質的原子論において も、「分子」を導入したガッサンディの原子論においても、化学的現象の 説明のための化学的粒子の想定が基本にあることを指摘した。 |
雑誌名 | 人文科学研究 (キリスト教と文化) |
号 | 43 |
ページ | 27 - 49 |
発行年 | 2012-03-31 |
出版者 |
国際基督教大学キリスト教と文化研究所
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ISSN |
0073-3938
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コンテンツに関連する検索キーワード | ボイル 文化 人文科学研究 歴史 原子論 キリスト教 : ボイル 原子論 キリスト教大学 ロバートボイル |